気付けば、あっという間に臨月。
最近になってやっと自分の中心と繋がれるようになってきました。 それまで、むっちゃブレブレ。 でも、赤ちゃんてすごいね。 すんごく辛抱強く待っててくれた。 すごいよ、赤ちゃんて。 どんどんどんどん軽くしてくれたし、 たくさんたくさん気づかせてくれた。 本当の自分に戻る手助けもしてくれた。 まったくもっておかげさま様。 有難い限り。 実は、今回の妊娠で一番悩んだのは、産み場所だった。 妊娠が発覚した当初、「どこで産もうかな」とつぶやいたら、旦那さんが「うちで産めばいいじゃん。僕が取り上げてあげるよ」と言ってくれた。 すんごくうれしかったし、じゃ、そうしようかなと思ってた。 以来、知ってる人も知らない人も含めて、何故か出会う人みんなから、「やっぱり自宅出産ですか?」と言われ続けた。みんなそれを期待していたのかな? 10人中10人が口を揃えてそう言って来ることに、少なからず驚いた。 その度に、「体調が良ければそうしようかな」と答えていた。 けれど、実際のところは「どうなんだろ?」って、ずっと思ってた。 だって、こんな山奥に助産師さんは来てくれないし、どうせ自宅で産むのなら医療介助者なしのプライベート出産がベストだろうなと思ったから。(第3者に介入されると、それが逆にストレスになりお産が長引く場合があるからね) どうしよう・・・どうするのかな?? 内側では迷いながらも、いつの頃からか自宅出産するための準備を自発的にし始めていた。 自力で産むにはそれなりのリスクも背負わなくてはいけないし、あらかじめ用意しなくてはならないものもある。それに何よりも必要なのは、そのための知識。 今回は出産における整体的な効果も確かめたかったから野口春哉の本を熟読し〜の、出産のためのホメオパシーの本も読み直し〜の、自力出産のための本も読み漁り〜のしたりした。 でも、なんだか全然楽しくない。 ちーっとも楽しくないんだなーこれが。 めっちゃお勉強してる気分。 めっちゃストイックやし! 私、本来はめっちゃ怠け者なんやけど。 本当はお産のために頭をからっぽにしたいのに、目も極力使いたくないのに、一生懸命お勉強をしている自分がなんだかつまらなく思えた。 きっと内側の自分と周りから見られている自分がごっちゃになって、もう中心からそれちゃってそれちゃって、わけ分からんちんの状態になってたんだろうね。 だんだんと本当はどうしたいのか分からなくなってきた。 で、ある日、掃除の途中で、ゆりかご助産院から送られてきたDVDが目に入り、そのまま何も考えずにデッキに入れて見ることにした。 それは、ゆりかご助産院10周年を記念して製作されたもので、その10年の間にゆりかごで出産した人の写真やコメントが収められたものだった。 ゆりかご助産院は、長女と次女を産んだ思い出の場所。 途中で自分のお産を思い出し、とめどなく涙が流れた。 本当にいいお産だったんだよなー。 歓喜と感謝の連続だった。 別に場所にそんなにこだわらなくてもいいよなー。 そりゃあ、自宅で産めたらかっこいいかもしれないけれど、自宅出産しても、結局は静養のために入院する人がほとんどだし、旦那さんにすべておまかせできるケースはほんの一握りだったりする。 DVDも中盤が過ぎたころ、私自身のお産の写真が現れ、終わり頃には私がお産後にノートに書き記した言葉もテロップで流れた。 暖かくて、静かで、本当に安心して、信頼して、心ゆくまでゆっくりじっくりお産の波を楽しんだあの日。 お産は神ごとだ! と確信出来たあの日。 そして、お産はエクスタシーだと実感したあの日。 もし、家で産んだらどうなんだろ? ここまで安心出来るかな? あそこまでゆっくり養生出来るかな?? あんなに静かな空間で、赤ちゃんと二人きりの尊い時間を過ごせるかしら?? そう考えたら、自分の内側の声は、NOだった。 お産は、ゴールでなく、実はスタート。 赤ちゃんを産んだら、あとはもうノンストップで育児が始まり、家族5人の生活が進んでいく。 私がお産で一番何を求めているかと言えば、安心と静けさだった。 心ゆくまでお産の波を楽しめる空間。 赤塚さんは、私がどんなお産を望んでいるかをよく心得た方で、私が必要だと思って呼んだ時以外は、完全にプライベートな空間を提供してくれたし、いい具合に放っておいてくれた。 そのおかげで、最高に気持ちの良いお産が体験できたのだった。 それになんといっても、私があえて再度勉強しなくとも、あらかじめ説明しなくとも、ホメオパシーも野口整体も分かっていらっしゃる。 もうこれは完全にゆりかごで産めってことやわ〜♡ DVD を見終わった頃には、すっかり気持ちは固まり落ち着いていた。 長い間抱えていたもやもやはあっという間に晴れていた。 なーんだ、最初からそうすれば良かったよ☆ でも、いろいろやりたい試したい質の私は、9ヶ月に入るまで、どうしようああしようと思いを巡らせていたのだった。 でも、ちゃんと産み月に入る前に、産み場所を決められて良かった🎵 何事も無理は禁物。 身の丈にあったお産でいいじゃないか〜♡ 何より、気持ち良く過ごせるところが一番いい。 そういうわけで、9ヶ月に入りやっと赤塚さんに連絡し、久々にゆりかご助産院にて健診した次第。 「いいお腹だね〜♡」 「羊水たっぷりで赤ちゃんも気持ち良さそうだ♡」 と、相変わらずのポジティブな赤塚さん節に触れて、やっぱりいいわ〜この安心感!と一人ウルウル… 提携する石原産婦人科にもご挨拶がてら診察。石原先生も相変わらず自然体でまるでお医者さんらしくない〜。 お腹が大きいので、サイズ大きめな赤ちゃんかしら?とちらりと思っていたけれど、るりの時と同じくらいだと聞いてこれまた一安心。 完全な信頼と安心感をもってお任せできることを確信出来て、本当に幸せな再会&診察だった。 あー、ありがたやありがたや☆ もうこれで何の迷いもなく、安心して産むことが出来る。もう、いつ出てきてもいいからね。でも、出来ればパパがいる時によろしくね。
by enjoycafeohana
| 2014-11-04 15:51
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